2015年2月26日木曜日

卒業制作 受賞作品3「優秀賞」後編


こんにちは。 “がくぶちょー”です。



では、前回に引き続き、卒業制作「優秀賞」受賞者を紹介していきましょう!今回は、グラフィックデザインコース、映像メディアデザインコース、イラストレーションコースの作品を紹介します。



グラフィックデザインコース来春の2年生からはビジュアルコミュニケーションデザインコース〜名前ちょっと長過ぎない?〜に名称変更します)優秀賞」です▼タイトルは「夢の巣」。レース柄のような超細密パターン画です。本物を見ないとわからないのですが、キラッと輝くジュエリーのような石も多数貼付けてありました

▼タイトルは「Strange Mansion」。今流行はやりデジタルサイネージ!デジタルサイネージ=屋外や店頭などに設置された液晶ディスプレイなどの映像表示装置で、 看板やポスターなどを電子化したもの。
画像が動いてる〜動いてる〜。 動いてる〜動いてるって言わないと動いてるってわかりませんね…動いてるの見たい人は選抜展見に来てください!動いてる」って何回言ってんだぁ? ホラーっぽい洋館を舞台にしたグラフィカルな絵づくりをメインに、少しだけカワイく動くのがポイントです。

▼タイトルは「Perruche」。Perrucheは、フランス語でセキセイインコの意味。鮮やかな鳥の模様をモチーフにしたオリジナルネクタイのデザインです。形態としては、ファッションやプロダクトなのですが、その意匠というか表面のデザインは、まぎれもなくグラフィック!



★ 


次は、映像メディアデザインコース優秀賞」▼タイトルは「EASY」。エネルギッシュでポップなセンスを感じるアニメーションです。

▼タイトルは「Lily」。女性を水中で撮影することによって生命感あふれる美しい写真作品に仕上がっています。

▼タイトルは「もうひとつの実像」。これも写真作品です。モチーフの観覧車が、緊張感ある独特の空気感を出しているように思いました。



★  


最後に、イラストレーションコースの「優秀賞」を紹介します。▼タイトルは「」。“ぬえ” と読みます。平家物語などに登場する日本の妖怪だそうです。▶wikipedia 迫力あるレリーフ表現が印象的です

▼タイトルは「merico」。手描きイラストのタッチが素敵なアニメーション作品です。本学イラストレーションコースの卒制は、純粋な手描きによる平面作品が多いのですが、今年はこの作品のように、オリジナルイラストを動かすアニメーション作品が多く出品されていました!


▼タイトルは「LONDON街と不思議な住人」。超細密画。凄く見応えがありますね! 空間が歪ゆがんでいて、とても不思議な雰囲気を醸かもし出しています。

▼タイトルは「シキシリーズ『ハル/ナツ/アキ/フユ』」。四季をテーマにした鮮やかな絵本作品です!


卒業制作「優秀賞」受賞者の作品紹介は以上です。


★   


【 “がくぶちょー” の感想】それぞれのコースで磨いた専門的な表現を活かしながらも、既成概念の枠にとらわれない若々しく新鮮な印象の作品がとても多かったです〜!



★ ★ ★  


本学での卒業制作展をご覧になれなかった方は…






 …に是非おいでください!


2015年2月25日水曜日

卒業制作 受賞作品2「優秀賞」前編


こんにちは。 “がくぶちょー”です。


さぁ、まずは各コース「最優秀賞」受賞者の中からさらに最も優秀とされた1名に贈られる「金兎きんと賞」の発表です。


今年度の「金兎賞」は、








クラフトデザインコースの外川優香さんに贈られました!
タイトルは「ともに」。素材にうるしを巧みに使った「かばん」を制作。作者の外川さんは、棚で眠りがちな漆を、もっとカジュアルに身近に置いておけたら…そんな想いで制作したそうです。 「金兎賞」で贈呈される海外美術研修、今年の研修先はニューヨーク! 日本の伝統を活かしながら、現代の道具として見事に “命” を吹き込んだ逸品。お目が高いニューヨーカーにも、きっと気に入ってもらえるでしょう!







では、今日は「優秀賞」受賞者を紹介していきましょう。




まずは絵画コース。▼タイトルは「あたえられたもの」。陰影を巧みに捉えた、瑞々みずみずしい写実表現です

▼タイトルは「1996.1.10」。大胆な構図がシンプルでダイナミック! 

▼タイトルは「存在すること」。その丁寧な人物描写からは、描かれた人の内面が垣間見られる…そんな気がします。





次にクラフトデザインコース。▼タイトルは「遺されたそれが憶えている」。鉤かぎ針編みによる彫刻的な立体造形。バチカン宮殿システィーナ礼拝堂のミケランジェロ代表作「最後の審判」に描かれた(ミケランジェロ自身の自画像とされる)『人間の抜け殻』を彷彿とさせます何か関連性があるのでしょうか??…  ▶wikipedia

▼タイトルは「森の現れ」。鍛金によるパワフルな金属彫刻。作者によると、後ろ姿の下半身は、熊というよりはむしろ人間的な肉付きや骨格を意識したそうです。歩き出しそうですね〜




次にテキスタイルデザインコース。▼タイトルは「Meta#20-24」。染織によるインスタレーション作品です。有機的なフォルムにパープル系の豊かな色彩が絡み合い、動きのある生命感あふれる作品に仕上がっていますね!




…絵画コース、クラフトデザインコース、テキスタイルデザインコースの卒業制作「優秀賞」を紹介しましたが、いかがでしたか?
次回 “卒業制作 受賞作品2「優秀賞」後編” では、グラフィックデザインコース、映像メディアデザインコース、イラストレーションコースの卒業制作「優秀賞」を紹介していきますので、お楽しみに〜!


本学での卒業制作展をご覧になれなかった方は…






 …に是非おいでください!



2015年2月23日月曜日

卒業制作 受賞作品1「最優秀賞」



こんにちは。 “がくぶちょー”です。

今日は、本年度の卒業制作受賞作品をご紹介します!

横浜美術大学では、各コースで1名の「最優秀賞」、他複数名の「優秀賞」の表彰があります。
そして、各コース「最優秀賞」受賞者の中からさらに最も優秀とされた1名に、「金兎きんと賞」が贈呈され、海外美術研修に行くことができます。今年の研修先はニューヨークです!



まずは、絵画コースから。「最優秀賞」はこの作品▼です。
タイトルは「怒りにも似た私への礼拝」。本学絵画作品には珍しく、記念碑のような巨大な屋外展示作品です。とはいえ、ちゃんとキャンバスを使用し、さらに灯火や音響が仕込まれています。
制作意図を読むと、とてもスピリチュアルなメッセージが作品に託されていることがわかります。



クラフトデザインコースの最優秀賞」はこの作品▼です。タイトルは「ともに」。素材は漆うるしです。
漆は一般的に器の素材として使われることが多いのですが、「漆のかばん」とは斬新ですね!

▲これは漆のリュック。漆独特の艶つややかな色彩と優しいフォルムがとても綺麗です。


テキスタイルデザインコースは、残念ながら本年度、最優秀賞受賞はありませんでした。



グラフィックデザインコース来春の2年生からはビジュアルコミュニケーションデザインコース〜名前ちょっと長過ぎない?〜に名称変更します!)最優秀賞」はこの作品▼です。タイトルは「みすえる」。なんか頭のデカい子が4人いますね…
近くで見てみましょう…
一見シンプルなイラスト作品に見えますが、手描きイラストとフォトコラージュを巧みに融合し、グラフィックデザイン的な要素をふんだんに盛り込んでいます。最終的には大型デジタルプリントで出力した特殊な布をキャンバスに貼っています。



▼映像メディアデザインコースの最優秀賞」。タイトルは「タイムマシーン」。
▲これは飲み物をかきまぜてくれる機械。美しく緻密な造形と、こんな機械必要なの〜?的な馬鹿馬鹿しさが絶妙!他にもこのようなマシーンが多数展示されています。
▲これは携帯電話をフリックしてくれる機械。フリック:タッチパネルでのスライド操作のこと
↓PCならこの動画で動きをどうぞ!
この動画が見られなければ…

▶YouTube ←ココクリック





イラストレーションコース最優秀賞」はこの作品。タイトルは「akino」。絵本作品です。
絵本作品本体は、どちらかというと、サイズが小ぢんまりしていることが多いので、大きなポスターや原画を展示して迫力を出すことが効果的!



 ★ ★

今年の「最優秀賞」はこの5作品でした! …で、この中の1つが見事「金兎きんと賞」を受賞したのですが、果たしてニューヨーク研修を勝ち取ったのはどの受賞者でしょうか?次回お伝えしましょう! あと、「優秀賞」にも良い作品がたくさんあるので併せて紹介しますね〜




 ★ ★ ★



2015年2月16日月曜日

(もうすぐ卒制)… YOKOHAMAデザインライフ!


卒制展は、今週木曜19日から開催です!

今回は、卒制が始まる前のひと休み。

この3月に卒業し社会に巣立っていく人も、あるいは逆にこの4月から大学生になる人も…そろそろ春からの新しい生活に思いを馳せている人もいるのではないでしょうか。ちょっと気が早いかな?
今日のテーマは、YOKOHAMAデザインライフ!」

やっぱり美大で学ぶ人がデザインに関心無いというのは、極めて問題があると思いますもし、一人暮らしを始めるなら、贅沢はできなくても安価でデザインの優れたものをチョイスして新生活をスタートしたいものですね。そんな時に、とても便利な所がココです。
横浜美術大学のある横浜・青葉台からも便利な場所にあるIKEA港北店。スウェーデン発祥の世界最大の生活デザインショップとしてもうおなじみですね。上質な北欧デザインを身近に体験でき、プロダクト、インテリア、テキスタイル、グラフィックなどのデザインはもちろん、イラストやアートの勉強にもなりますよ。

色彩鮮やかなプロダクトたち…

造形的なフォルムが勉強になる照明器具…


優しいぬくもりを感じる北欧テイストなテキスタイル…

イラストっぽいカワイイ表現もたくさん!

さすが北欧デザイン、サイン看板のグラフィックもよくできています。

アートを学ぶ人にも心強いのは、デザイン性が優れた額や写真パネルがとても安価なこと。

では、ここでYOKOHAMAデザインライフ!」をシミュレーションしてみましょう〜インテリアカラーコーディネートの勉強にもなりますよ!

白とピンクを基調としたGirlyなお部屋〜

モノトーンを基調にクリスタルな材質感を出したポップで都会的なデザインテイストに…

▼鮮やかな北欧モダンデザイン!


↑IKEAのデザイナーも提唱していますが、日々豊かなデザインに囲まれた生活を営むことが、クリエイティブな仕事をしていく第一歩になると思います!

ところで、“がくぶちょー”の仕事場にもホンの少しデザインを取り入れました…
▲コレ買って、▼使ってマス。
サークルで顧問もしてるんです…






卒制展は、今週木曜19日から開催です!
近日またレポートします!